雨の影響で夜が少し涼しい日が続いています。
まだまだ秋の気配とまではいきませんが、秋冬に向けて羽毛布団のおはなしを何回かに分けてしたいと思います。

使ったことないけど、今年は使ってみたいな～という方も。
今使っている羽毛布団がそろそろ買い替え時かな～という方も。
たまに使うお客様用として予備の羽毛布団がほしいな～という方も。

巷には、あらゆる価格の羽毛布団があります。
さて、自分が欲しい羽毛布団はいったいどんな羽毛布団なんだろう、、と思われていませんか？

羽毛布団の価格の違いは、
中に入っている羽毛の種類、重さ、側生地の柔らかさ、縫製方法などによって変わってきます。
どの項目ともハイスペックなものを選べばおのずと値段は高くなります。

まずは、羽毛の種類。
羽毛を採取する水鳥の種類は、主にグース(がちょう)とダック(あひる)の2種類。
ダックに比べてカラダの大きなグースからは、よりふわふわで大きなダウンが採れる傾向にあります。
大きなダウンは空気を多く含むため、保温性に優れています。
そのため、グースダウンを使った羽毛布団のほうが一般的には高価になります。

また、顕微鏡レベルで、ダウンの細い毛1本1本には小さな”節”がいくつかみられます。
この”節”、ダックの場合は毛の先の方に固まってついているに対し、
グースの場合は毛の根元から先まで均等についています。

そのため、はじめはどちらもボリュームがありますが、
5年10年と使っていくと、”節”が先の方にあるダックダウンのほうが丸まりやすく、ボリュームが減りやすくなります。

自分用にちょっといい羽毛布団を長く使いたい！という方はグースをおすすめします。
反対に、普段は使わない予備の羽毛布団をお探しの方はダックでもいいかもしれませんね。

つづく。

【とみながマメ豆知識】