毛布に “アクリル毛布” と “ポリエステル毛布” があるのをご存知ですか？

毛布についている洗濯表示タグをご確認ください。

「組成」が ”アクリル100％” となっているものがアクリル毛布、
“ポリエステル100％” となっているものがポリエステル毛布です。

どちらも化学繊維毛布なのですが、それぞれに特徴があります！

まず、アクリルは繊維の中で最もウールに似ていて、柔らかく暖かみのある繊維です。
耐久性もあり、コシがあって滑らかな毛布に仕上がります。
昔ながらのしっかりと重みのある掛け心地の毛布は、そのほとんどアクリルの二枚合わせ毛布（マイヤー毛布）で、
その暖かさから、今でも「昔みたいなしっかりとした毛布が欲しい」と言われるファンが多くおられます。

今では1枚もののアクリルニューマイヤー毛布も数多くあり、毛皮に包まれたような暖かみのある風合いはそのままに、軽いものも登場していますよ。

一方、ポリエステルは綿（めん）の代替品とされて衣類に多く用いられています。
アクリルよりも安価で汎用性のある素材であることから、アクリルに代わってポリエステル毛布が多く出回るようになりました。
ポリエステル毛布はアクリルよりもツヤツヤした感触で、軽量なのが特徴です。

昨今の原材料費高騰の影響で、
最近さらにアクリル毛布から価格の安いポリエステル毛布への置き換えが加速しているように感じます。
暖かさはアクリル毛布の方が上ですが、技術の進歩により、アクリル毛布と見た目や肌触りが非常に似たポリエステル毛布も出てきています。

最近では家の気密性も向上しており、ポリエステル毛布でも十分な場合も。
さらに、ポリエステルは汎用性が高く、繊維に加工がしやすいため、高機能毛布として付加価値がついた軽量で暖かい毛布も登場していますよ。

アクリル毛布とポリエステル毛布、どちらにも良さがあります。
違いを理解して、お好みによって選び分けてみてくださいね！

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