お気に入りだった真綿ふとんの買い替え
真綿(まわた)でできた布団をご存じですか?
よく、木綿(もめん)わたとも混同されがちですが、まったくの別物なんですよ。
木綿わたはみなさんもよくご存じのとおり、綿の種子からとれる綿花、コットンです。
木綿が植物由来なのに対し、真綿は動物由来。
蚕の繭(まゆ)を煮た物を引き伸ばして綿状にした物で、いわゆる絹(シルク)です。
日本では古来から、この真綿のことを「綿」と呼んでいました。
しかし、室町時代に木綿わたの種子が日本にやってきて江戸時代に流通するようになると、
木綿わたと区別するために「本物の綿=真綿」と呼ばれるようになりました。
先日、この真綿ふとんをもとめてご来店されたお客様。
以前から真綿布団をつかっておられたのですが、その買い替えとのことでした。
もちろん、その掛け心地はよくご存じで、しっとりと包まれるようなやさしい掛け心地の大ファン。
真綿布団の魅力は、
とろ~っとやさしく肌に沿う掛け心地。
吸放湿性に優れていて、ムレずにほんわかと優しいあたたかさです。
脳科学でも、真綿に触れるとリラックスしたときに出るα波がでることがわかっています。
1年中使えるのもうれしいポイントです。
春や秋は1枚で。冬は大布団の下に掛けて毛布代わりに、夏はおなかだけに掛けて寝冷え対策に。
まだまだ知らない人が多い真綿布団。
やっぱり一番はその掛け心地。みなさんにも体験していただきたいな~
ありがとうございました。